西梁女国の影
いちオッサンが西梁女国をぼんやりと思えば
そこはご機嫌でウハウハなハーレムな国だろうやと。
でもちょっと違うんだよなぁ、そこには桃源郷のようなムードは無くて
男が必要とされない世界…
男という漢字そのものが「田の力」なんて労働の象徴にまで見えてきちまう
これは悔しさや哀しさとは違う、虚しさだ。
如意真神に死の色を感じて、死神モチーフにした事からの流れでか
西梁女国やサソリ精もその流れにのる。
「死」とは言い得て妙で、なんというか異世界というか陰性を想わされて
そこはヴァルハラのような土地なんかなとも。
西梁女国から漂うこの陰性は何か…
これという答えは出ないんだけども、なんというか闇を感じるんだなぁ
嫉妬やひがみでなく、これが得体の知れなさからだという事だけは解る。
如意真仙と西梁女国をひっくるめてイメージしたのは
オーディンとワルキューレ達だったもんで、サソリ精にもそのエッセンスを投入
死を想起させるモチーフで西梁女国の裏ボスに相応しい。
でも最終的にはサソリにしてやらねばなぁ(汗
サソリ精は描いた試しのない描き方にしたいなと。
もう影のまんまというか視認しづらいモヤというか
真っ黒い煙みたいな塊ないし集合体のような、それでいてシャープな感じに…
でもどう描いたもんかなぁ、それをなんとなく描いたらこうなった。