A L I E N 2
超果てしない宇宙、そこは人の理解を遥かに超えた
空間、存在、世界と形容数多だが、ここでは「宇宙(ウツ)」と表現したい
なんせ鬱てのはアレですよ、宇宙そのものなんじゃなかろうか
あんなもの手に負えないし戦っちゃダメですわ、
こりゃ理解できないモノだと受け入れるべき意識だと思うワケですよ
そんな宇宙に魅入られた人々が、何かに救いを求めるのはごく自然な事で
神や救世主が生まれるのもままある事なんだと。
そんな宇宙を彷彿させるワードのひとつに
「魂」だとか「アートマ」というものがある
前者は、心や意識といった日本ではごく日常的な解釈のワードで
後者はあまり耳にしないが、前者と近いニュアンスを汲めて、また
このアートマの面白いところは、個にとっての性質や位置づけが定かでないが
命にとっては共通のモノという概念、
「命はアートマより生まれ、アートマへと向かい、アートマと融合する」
命は、肉体と精神とアートマに依って維持されており
それらの調和性で神か人か動物かと区別される
人は、それらのバランスをとろうとしている存在なんだとか。
"得体の知れなさ"の本質が心のカタチに由るところとすれば
さらに、宇宙が心を象るのだとしたら、それはあらゆる蟲のように
やたら規則的で無機的で冷徹な印象になるのではなかろうか
そしてそれを誰かが「救世主」や「侵略者」と表現するんだな。