遊々記

pixivのキャプション代わりとか個人的なアレとか

異形・参

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二朗神を長兄とする梅山六兄弟(七兄弟)は皆、異形の姿。

狩猟、農業、学業、治水、土建、畜産などの集合体で

それぞれ異形ではあるが、人や生活に密接した存在だと感じる。

また、異形は「避邪」として備えられる事で

さまざまな災厄を跳ね返す強力な、お守りになった。


日本でも避邪像としてなじみ深い「鍾馗さま」も、二朗神の配下

夢の中で鬼退治なんて超カッコイイとかはおいといて、

二朗神と鍾馗、こと鍾馗は皇帝に縁のある人物

皇帝公認のMr.避邪ともいえる鍾馗の存在は、二朗神の人ならざる異形性を

調和というか柔らかくしている…とか思うワケですよ。


しかし、避邪としての鍾馗が門番とはこれいかに。

それは二朗神の異形と、人間世界の境界線そのもので

かつ、結界という意味は薄くて、むしろ橋渡し的なポジションなのかなと

そんな鍾馗も、死の側面のある存在なワケででで

二朗神は人と異形の境界線、死の国ではなく、異世界や異次元に

そのアイデンティティをおいているのでは〜と、異形+避邪をコンセプトに

そのうち梅山六兄弟も描いてみたいなぁ。