遊々記

pixivのキャプション代わりとか個人的なアレとか

雑記

日本には、古くからさまざまな妖怪が存在した。

妖怪の正体を知り、理解することがそれらとの共存につながると考え、

独自にアレコレ調べたり思案して長い。

自ら妖怪博士であると自負し、そのように振る舞ってきたが

今日を以て、ひと区切りにしようじゃないか。


探究し、理解してゆくことで妖怪がひとつ消える

そう、気がついた。

謎をあきらめてはいけないが、妖怪にそれはダメだ。

正体を暴く事は快感で、対処を知れば肚もすわるが

妖怪と共存はできなくなってしまう

それではどうも淋しい、それはもう妖怪博士ではない。

また、現代でも妖怪がいる事に気がついた

これが非常に不可解でナンセンスで、妖怪然と感じられて

何と言うか嬉しい。

妖怪博士であるよりも、妖怪を感じられるヒトで居続けたい。


そんなワケで妖怪博士は今日限りで辞めだ。

”知らない事”が妖怪に居場所を与えると、ようやく気づいた

解らない事があって良い、ロジックが埋まらなくて良い

その1ピースにはカタチがあるとは限らず

カタチを求めるべきものでは無いのだと。

そうすると妖怪の住処てのは、ヒトの心に似ているもんだなぁ。