御竜師として
中国には『拳竜氏』なる竜を飼う一族がいた、と何かで読んだ憶えがありんす
どういう経緯でかは失念したが、悟空は竜に縁があるなぁと。
初期武装と如意棒は竜にまつわるシロモノ、
猪豚は竜になる吉夢であるとかで八戒は竜属性!
水に住まう怪物で、皇帝の脇侍ともなれば龍に近い悟浄は龍属性!
玉竜は敖閏の子なら当然、竜属性…というか竜そのものですな
三蔵は何かこじつけて竜属性!(トリピタカの方から攻めたのかも?)
とかなった気がしたけどこじつけが過ぎてちょっとアレ。
直接に西遊記と関係は無いものの、自分なりに色んな角度から
孫悟空を考えてみたかった。
物心ついてから悟空悟空言い続けてるが、それは誰かに薦める為ではなく
最終的に自分が表現する孫悟空を知りたくて
可能性や仮説を模索してはダメだこりゃの繰り返しで、
この拳竜氏の始祖説もポシャった仮説のひとつ。
孫悟空はスーパーヒーローだが、そこには限界がある
それは現実的な限界であったり物理(科学)的なそれでもあり
弱点や限界点があってこそ、物語に於いてのヒーロー性というものは
濃ゆいものになるのでは在るまいか…
か!
マムガ
先のアンソロジーに投稿を目論んでいた宝象国騒動のマンガ、
だいぶ端折ったつもりが、無駄が多くみえて悩む
4コマ以外でも4コマを意識してみたが、そういう事ではないらしい…
思うように進まなくて完全に手が止まるとアレだが
キャラクタを動かしてみるのは楽しい。
日常系マンガの台頭で、4コマ漫画の是非が問われる昨今
「コボちゃん」や「まさし君」なども日常系といえばそれだが、
何か赴きが違う感があるのは、リアリティの問題なのだろうか。
最近読んだ4コマ漫画は「あずまんが大王」と「フリテン君」
これらを見比べてみても、女子高生にも麻雀にも縁がなかった自分には
やはり漫画の中の話だが
「あずまんが」は楽しそうな生活感、「フリテン」にはリアリティががが
リアリティての人によりけりだが、辛そうであるとか苦しそうであるとか
ままならない生活の断片を赤裸々に見せつけられて感じる、
背徳観や焦燥感みたいなもの?…なのかなと
或いは、マンガにとってタブーのような?
自分に当てはめれば、厨二漫画は4コマに向かないが
西遊記は4コマでもなんとかなるんじゃないかと。
起承転結とか丸投げになりそうだが、起承転転とかにしてみれば
なんとかなるんじゃないかと!
そんな真剣に漫画描くって姿勢でもないのに、
キャラクタは動かしてみたいというジレンマですよ。
国丈は不気味な人
道教は、生き方や命を説くというか見出す教えだと考えていて、
西遊記に登場する道士たちを、かなり自由に解釈して楽しんだもんです
しかし単純に生き方を見出すってのは割と難しい。
困ってる人が宗教に自分を見出すてのは現代でもある事だが、
西遊記の世界では、困るのレベルが違う
困ってるのが国王なもんだから、その一存で国民まで困る。
生き方は色々、人それぞれ
自然と共に生きようというのもいれば、人を食ってでも命を守ろうとするのもいる
比丘国王の寿命には美后の存在もからんでるが、死期を美后のせいにするなと。
美后と生きたくば1111の心臓を喰らえ、それくらい命に執着しろというのが
比丘国王に対する国丈の言い分、『生きる事に正直になれ』と。
ソニービーンみたいな食人鬼も、命を繋ぐ手段を見出した一例なのかもしれない。
得物の蟠竜拐杖は南極寿星の魔法の杖、
一介の鹿が怪物になるほどの魔力をもっていたに違いない。
ジャコウ鹿をモデルにしたが、角ないんだよねorz
牙は魔力に因るものって事にして、ドラキュラな感じに。
そのドラキュラに掛けて、比丘国王はヴラドツェペシュな顔にしたいなー
人物に関してはパロディが多いというか、ほとんど考えてなかったなぁ…
美后についてはまた別の機会にでも。
ジンオウガ観察
ガンキンでPTSDに陥って以来、狩猟から離れて楽しんでみようと。
そういえば売り子のセリフが毎回違うのね、これちょっと楽しい
あと農場入り口のタマゴ、あそこ温泉卵が盗っ…採れた
クエスト終わったあとの楽しみが増えますな。
かの日にはゴールデンタイムでプロレス中継をしていて、
さまざまなレスラーがリングとお茶の間を熱く盛り上げて
ことマスクマンにのヒーロー性にはあっさり魅了され
その活躍に、止まった箸を注意されたもんです。
そんで、ジンオウガですよ。
邂逅時に肩をいからせてノシノシと向かって来るサマはWWEよろしく、
アクロバティックな攻撃アクションのいちいちがプロレスっぽくてシビれる!
ガンキン嫌すぎて先に進めてないけど!
単純に見慣れさえすれば良い話だけどね、まだ傷が癒えないんですよ、ええ。
キャラクタの性格
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=15794109
自分にとって孫悟空はスーパーヒーロー。
だもんで、聖人君子のように崇高で清廉潔白なイメージが
頭のどこかにこびりついてるんですよ。
金属の箍を頭に、虎の腰巻き赤いボロ袈裟
手にする得物は忉利天も突き抜く禹帝の遺産、一萬三千五百斤は如意金箍棒を
縦横無尽に振り回す、おサル
特徴を耳にした時からそれはどんな人物像なんだろうと
その面影を想像しては描き、思い直しては描き…と
見えない文通相手を慕うようにして西遊記に手をのばせば、
六獣王と兄弟の契りを結び、閻魔を呼びつけ叱り飛ばして
名だたる神々を相手に単騎で奮闘、最終的に捕らわれはしたものの、
王を志して王となり、神を名乗って神になり、仏を求めて仏となった
悟空へのヒーロー的な印象はより堅固なものになった。
読み返すうちに悟空鬼畜wと思う事が多くなったが、
それも一種の英雄性みたいなモノだと思えてしまう
歳をとれば、"西遊記の孫悟空"ではない孫悟空は、もはや孫悟空ではないとか
そんなふうに思う時期もあるワケで
自分のイメージを変えてみようと試みるものの、
どこか大事にしたくなって結果的に無個性になってしまった。
pixivというかウェブ上にあげて人目に触れさせる事で
自分もキャラクタも、うまく摺れていければ良いなと
今年はそんな抱負にしてみよう。
ちょっと性格崩したイメージで年内初投稿に玉兎をセレクト
干支と寒いギャグを絡めて季節を意識、
オヤジギャグ好きってワケではないんですよ、本当ですとも、ええ。
コスチュームとコンセプト
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=15536290
西遊記で好き勝手やる上で、衣装には割と気を使う。
何も思いつかないから描けないというのは勿体無い話で
思いつかないまま何となく描いてみると、ピコーンと閃いたりするもんです。
怪獣や芸能人をモデルにしたりファッション雑誌からヒントを見つける事はあるが、
自分が描いたキャラクタにパクリみたいなのはひとつも無い…はず。
西遊記に於いて、守っておきたい約束事は多く
昨今では衣装を壊しすぎた事にやや抵抗がでてきたものの
コンセプトはと言えば、ぶっ飛んでいた方が面白いかなと。
というか西遊記に向かって悩む事が楽しいのかもしれないけどももも。