武器と宝具・2
何にしても名は体を表すものでして、
武器の形状も、銘に影響がでたりするもの。
どんな形で、どのように揮われ、どんな効果をもたらすのか
カタチそのものが脅威であればあるだけ
武器としての、密度はより濃いものになると思うワケですよ。
銘を冠ぜるまでもなく、西遊記に登場する武器はそれぞれ由緒あるもの
仮に好き勝手にモチーフを引っ張って来てキャラクタをつくれば、
得物にも縁を匂いわせてみたくなるのが親心。
サマになるかどうかを前提に、もにょもにょ描きだす。
基本的には、既存の武器を中国風に解釈して収めたいものの
キャラクターコンセプトに合わせて創作する場合もあり、
それはそれでまた楽しみ方のひとつかなと思うが
特定の「約束事」は守っておきたい。
お約束、悟空/如意棒、二朗神/二朗刀、牛魔王/混鉄棍…
などなど作中で「銘」があるっぽいモノ
これらはそのまま使いたく…というか、あんまり散らかしたくない
かと思えば、那咤は槍でなく槍っぽいモノに変えてみる
封神演義でもお馴染みの那咤三太子は、色んな武器を振り回す印象なので
ここは敢えて違うモノに〜
何と言うか、恐竜の皮膚の色を模索するように、
それは金属なのか、木なのか、石なのかはたまた未知の物質なのか、また、
五行配当はどうかなど可能な限り、発想の幅を広げたいもんです。
例によって、字体から間違った解釈をしたモノもあるワケですけども。